- 2019年10月31日
- 2019年11月6日
残された家族が揉めてしまう遺言
遺言は、遺言作成者の意思や想いを遺言作成者の死後に相続人や受遺者に伝えるためにあるものです(財産の承継を含め)。 この意思や、想いを伝える遺言を誤った方向に使ってしまう方がおられます。 遺言が原因で思わぬ紛争を巻き起こす 遺言書は基本的に財産の継承先を記載するのが一般的かと思います。例えば「不動産 […]
遺言は、遺言作成者の意思や想いを遺言作成者の死後に相続人や受遺者に伝えるためにあるものです(財産の承継を含め)。 この意思や、想いを伝える遺言を誤った方向に使ってしまう方がおられます。 遺言が原因で思わぬ紛争を巻き起こす 遺言書は基本的に財産の継承先を記載するのが一般的かと思います。例えば「不動産 […]
[前提事例] 被相続人は東京都世田谷区にお住まいの父(平成27年10月3日死亡)。 相続人は父と共に暮らしていた母・横浜市在住の長男と名古屋在住の長女の合計3名。 横浜市の長男は、父が亡くなってからは葬儀などで世田谷の実家へ何度か足を運んだが、それからしばらくは仕事が忙しく実家へは戻っていなかった。 […]
遺品の中から見つけた遺言書は、たとえ親族でも何故開封してはいけないのか。 結論から申し上げると、勝手に遺言書を開封してはいけません。もしも勝手に遺言書を開封してしまった場合にはどのようになってしまうのでしょうか。法律には下記のような定めがあります。 [民法第1005条(過料)] 前条の規定により遺 […]
自筆証書遺言を公正証書遺言で書き換える 自筆証書遺言で作成された遺言について書き直す場合、もっと効力が強そうな公正証書で書き直さなければいけないように思えますが、それは違います。自筆証書遺言でも公正証書遺言でも、書き換える遺言方式に決まりはありません。自筆証書で作成した遺言を公正証書遺言で書き換え […]
認知症のお母様に全てを相続してほしい お母様が認知症であることが問題となります。 通常、遺産分割協議を行い相続人間で話し合いをすればいいのですが、「遺産分割」という法律行為をするためには、意思能力が必要です。認知症と診断されたからといって意思能力が全くないとはいいきれませんが、こればかりはご本人と […]
空き家の問題 日本全体の空き家は年々増え続け、今後この空き家をどのように利用するかが問題となっています。特に地方の空き家は誰も住む人がいないどころか、売却することすらできない(売っても経費で赤字になってしまう)空き家も存在している状況です。 売主に高齢者がいることの問題点 法定相続の登記を申請 […]
権利証を紛失した場合の相続登記の方法 よく勘違いされていることがありますが、『法務局へ権利証を提出しなければ全ての登記申請ができないのではない。』ということです。権利証を添付する登記というのは決まっていて、その登記申請をする際には当然権利証が必ず必要となりますが、実は相続登記というのは、権利証が必 […]
相続放棄は原則として3ヶ月以内にしなければならない 相続放棄は原則として、相続開始を知った時から3ヶ月以内にしなければいけません。相続開始を知った時から3ヶ月なので、全く疎遠で連絡を取っていなかった父の死亡を知る由もないわけですから、今回のハガキが届いてから3ヶ月以内に家庭裁判所へ相続放棄をすれば […]
[前提事例] 横浜市旭区に住むご相談者の女性は、半年ほど前に突然ご主人が事故で亡くなり、相続手続きについてどうすればいいのかわからずにご相談に来た。まだ未成年者(高校2年生)の子供と妻であるご相談者のお二人が相続人となり、相続財産としては、家族3人で住んでいた旭区のご自宅(戸建て住宅)と預貯金800 […]